松本白鸚さんに会いたくて!!
体調不良が心配されていた、
松本白鸚さん(81)
弟の中村吉右衛門さんの3回忌追悼の舞台にて復帰!!との嬉しいお知らせを耳にして、歌舞伎座に行ってまいりました。
秀山祭九月大歌舞伎二世中村吉右衛門三回忌追善(2023.9.2~9.25)
私にとってはこれで2回めの歌舞伎見物レポートです。さてさて今回はどんな体験レポになるでしょう??
前回の初めての歌舞伎体験ブログはこちらです。
松本白鸚さんと吉右衛門さんファンなのでしょうか?実に大勢の方々が舞台を見に歌舞伎座に足を運んでいました。その賑わいが何とも嬉しくて(泣)
喫茶室 檜(ひのき)で朝食
開演11時からの昼の部ですが午前9時半には歌舞伎座に到着。開場が10:30~ですので1時間以上時間があります。
地下のお土産売り場をくるりと回って、1階の喫茶室 檜(ひのき)で少し遅い朝食を。
朝なので他にお客は1組のみ。ゆっくり過ごすことができました。
中村吉右衛門さん3回忌…
歌舞伎座のゲートをくぐると2021年に亡くなった中村吉右衛門さんを偲ぶコーナーが設置されておりました。
たった一人の大切な弟を失った辛さを口にしていた兄の松本白鸚さん。
ああ、吉右衛門さんだー!!😭😭
と、在りし日の生き生きと輝くご尊顔を目の前にしたらぐっと涙がこみあげてきました。皆さんそっと手を合わせていらっしゃいました。
松本白鸚さんの悲しみは今もいかばかりかと…。吉右衛門さんを亡くされてから白鸚さんはガクッとお力を落とされてしまったように思えます。
この夏、娘の松たか子さんに介助されながら、車を降りて移動する姿を週刊誌に撮られた松本白鸚さん。
4月に最後のミュージカル舞台ラ・マンチャの男を終えて精魂尽き果てたかのような、胸が痛くなる弱々しいお姿でした。
こういう状態で本当に舞台に上がれるのかしら…と心配で仕方ありませんでしたが、たった一人の弟である吉右衛門さんの追善供養を何としても自らの手で行なってあげたい一心だったのではないでしょうか😭
本当にただただ気力だけで舞台の日を迎えた気がいたします。すさまじい底力であります。何度でも奇跡を起こす松本白鸚さんすごすぎる!!
奮発して1等席買いました
筋書きと呼ばれるパンフレットを購入(1300円)して、いざ客席へ~!!
自分も含め、年齢層はやっぱり高い!!ほとんどジジババ(笑)
座席は奮発して1等席買いました!!
1等席は18,000円です。かなり懐が痛みます(笑)が、端寄りですけれど前から2列めのなかなか良いお席💕
1等席で寝るなよ!!(怒)
いやぁ~まいった!!
何がまいったかって??上演中のいねむりですよ、いねむり(笑)
今回の演目は1部から3部まで3つのお芝居で構成されていました。前から2列めの1等席でわくわく観劇し始めた私。
ところが、、、
私の隣りに座られた老婦人、なんと開始からわずか5分でこくりこくりし始めたではないですか!
早すぎやしませんか!!😆
早いなんてもんじゃないですよね〜(笑)
結局、そのご婦人は第1部のほとんどを寝ていて、拍子木の音でハッとして一瞬めざめてはまた船をこぐのくり返し。
幕間のあとの第2部も、起きていたのは最初だけ。もったいないと思うのですが…。18,000円もお金出していねむりに来たの??
第2部にいたっては、
隣りのご婦人だけでなく、なんと!!
最前列1列めのご婦人たちまでもが、船をこぎ出すではありませんか!!🤣
オイオーイ!!💦💦(爆)
舞台上では20名ほどのお囃子や三味線を演奏する方たちが、ひな壇の上からこちらの客席を見てズラーっと座っていらっしゃるのですけど。
いねむり続出の客席、それも1番前に座っていながら寝る客を目にして、どんな気持ちでいるのかなぁ??気の毒で気の毒で…。
本当に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
私の前の奥さまは頭が後ろに横にと激しく揺れる揺れる!!その隣の隣りのご婦人は頭が前に落ちる落ちる!!
1等席で寝るなよ!!😤
とあきれていた私でしたが、かくいう私も実は…本当のこと言うと3回くらい半分目が閉じかけてしまったのでした(爆)
人の事いえませんぬ~( ̄▽ ̄;)
でも踏んばりましたよ!!
たしかに、第2部の土蜘蛛(つちぐも)というお話は、ストーリーに動きがない状態が1時間近くも続いたので皆さん眠くなったのですね。
松本幸四郎さんや、今や押しも押されぬ歌舞伎界のスターとなられた、中村勘九郎さんも出演する豪華な舞台だったんですけどね~。
中村勘九郎さんは第1部の演目と第2部の演目をかけもちで出演され、それぞれ違う役を演じて大奮闘されてました。
明るいパワーと華があって素敵だな~とほれぼれしました。
ご婦人方のいねむりの原因ですけど、この猛暑・残暑続きでかなりお疲れなんだと思います、きっと。
それかもしかしたら自分でチケットを買ったのではなく、家族などから贈られたり招待されたりしたものなのかな??
私のように自分で18,000円支払えば意地でも寝れませんぬ!!(笑)
買えなかった めでたい焼き
前回、売り切れで食べれなかった、
歌舞伎座限定の、紅白もち入り めでたい焼き
今回は幕間にすばやく3階の売り場にかけつけましたよ~!!
が!!
あれれ??行列してない!?
不思議に思って行って見たら
ガーン!!!
お、お休みでした~…(大泣き)
今日?今日なの??
ぐぬぬぬ~~
リベンジしようと思ったのに。。。また歌舞伎座来なくちゃいけないな(笑)
松本白鸚さん孫と共演
二條城の清正
松本白鸚さんはお孫さんの市川染五郎さんと第3部に登場しました。
昼の部 上演時間
第1部…11:00~12:37(1時間37分)幕間35分
第2部…13:12~14:32(1時間20分)幕間25分
第3部…14:57~15:19(22分)
松本白鸚さん目当てでやってきたのですが、お目にかかれた時間はわずか22分間。
白鸚さんが無理なく演じることができるような演出だったのでしょうか、夜明け前の船の上でお座りになられてのお芝居でした。
幕が上がってから3分くらい?立っていらしたのですが、あとは腰かけての演技でした。
舞台全体が薄暗くなっていて、その船の上に松本白鸚さんがいらっしゃったのですが、あたかも白鸚さんの人生の長い長い航海が終わりに近づいてきているのを暗示しているように感じてしまい、本当に本当に切なく哀しくなりました…。
でも夜明け前という設定が心憎いではありませんか。夜明け前が最も暗いといいますが、松本白鸚さんの暗い夜ももうすぐ明けようとしているのだという希望の光を見出すことが出来ました!
豊臣秀吉の子、秀頼に扮した市川染五郎さんが、爺と慕う加藤清正役の松本白鸚さんに訴えるシーン
爺、そちはいつまでも生きていてくれ!20年でも30年でも生きてくれ!!そちは死んではならぬ!!
という台詞は役を超えて、完全に祖父と孫の魂の会話のようでありました。
私も心の中で、そうだそうだ!!と大声で叫んでいました(笑)
松本白鸚さんは舞台の上にいて下さるだけで、それだけでありがたいお宝のような存在です。
何も語らずとも見事な1枚の絵となり背景となるのですからまだまだ舞台に上がっていただきたいです!!
限界を打ち破ろうと闘う松本白鸚さんの姿はまさにラ・マンチャの男の続きを見せて下さっているように私には思えました。
またあの大感動のラストステージを思い出して、泣けて泣けて。私の列の女性ファンも堪え切れずすすり泣いておりました。
ラ・マンチャの男 観劇レポ↓↓↓
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本日のブログ 歌舞伎俳優の松本白鸚さん(80)が1969年の初演から54年間にわたって主演してきたミュージカル「ラ・マンチャの男」のファイナル公演が開幕し、その初日に行って参りました!最初から最後まで ...
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まだまだラマンチャの続きを拝見させていただきたいです!!松本白鸚さんの体調がどうかどうか回復し、1日も早く夜明けがやってきますよう心からお祈りしていますm(__)m