今日のブログ
大腸癌の手術から1年経ちました。手術台で丸裸にさせられる!!ってご存知でした?(汗)もちろん麻酔後なので意識はありませんがやっぱ恥ずかしいですよね。術後も大変です。もう手術はこりごりだわ~と思った体験談ブログです。
手術台で全裸をさらす
私の大腸ガンは
開腹せずにお腹に穴を開けて内視鏡を通して手術する腹腔鏡手術という術式で、S字結腸あたりに出来た腫瘍を切除してもらいました。
全身麻酔による手術で大腸を全部で20cmほど切り取ったとのこと。
さてさて、
手術で入院する前に、あるYouTubeを見てしまったんです!心臓手術が行なわれるオペ室の動画。
患者さんは男性でしたが全身麻酔で意識を失ったあと、準備や処置のため手術台の上で真っ裸で右に左にころがされる場面。
うわぁぁぁぁ~~~(泣)
あんなふうに、すっぽんぽんにされゴロンゴロンさせられるんだ!!(泣)意識のない物体となって一糸まとわぬ、あられもない姿を医師団チームにさらされるんだ…
このふんどしみたいな
T字帯
これを手術前に用意するよう言われて病院の売店で購入。なのでこのT字帯を女性看護師さんたちが手術前にコソッとパンツから付け変えてくれて手術が始まるのだと勝手に想像していました。
が、T字帯はあくまでも術後につける物のようであります。たとえ腹腔鏡手術であってもパンツはおろかT字帯1枚すら着衣が許されないのですね(汗)上半身があらわになるのは仕方ないとしても全裸とは……ね。
上からシートをかぶせられるとしても
ああああぁぁぁ~準備段階でスッポンポンを皆に晒すとは〜〜(笑)
ちなみに、
手術に行く際は、指示通り病衣の下はパンツだけ身につけて出発しました。おへそのお掃除は看護師さんにして頂きましたが、下腹部の剃毛は無しでした。
しかーし!!
術後、歩けるようになってトイレで気づきました。麻酔で眠った後にジョリっと半分剃られていたことに!!(笑)
やだやだ〜手術室はあんなに男性スタッフばかりだったのに。まさか剃ったのは男の方だったりしてー??(笑)
すっぽんぽん!!いくらBBA(ばばあ)でもハズいね(笑)
手術室へは歩いて行かされるんですね~怖くてちょっぴり震えながら入室しました。もう~ドッキドキですよ!!入ってみたら……
うわぁぁぁ~!!
男性がこ、こんなに!?
そりゃあ外科手術ですから、ドクター方は男性が多いですよね。助手陣スタッフもズラリと若い男性。ざっと見て全部で7~8名はいたような。
意識があるうちに目にした女性の看護師さんはたったの1名だったような…??
全裸でゴロンゴロンころがされるであろう絶望感(笑)。おしっこの管も入れられて…。いやいや手術で病気を治してもらうのに、んなことを言ってる場合ではないのですが。
手術医師軍団およびチームの皆さんにとってはこんなこと日常茶飯事でバアさんのスッポンポンなど、なーんも思いやしませんよね。
こんなくだらぬ事グダグダ申してすみません(⌒-⌒; ) 昭和の古い人間なので羞恥心がハンパない(笑)
全身麻酔のマスクが怖かった
閉所恐怖症気味のわたし。
この全身麻酔薬を吸わされるマスクが一番怖かったです。このゴムマスクが想像以上に密着度というか圧が強くてめちゃくちゃキツくて、はめられた瞬間、
閉じ込められたようで窒息しそうでパニくりました。ま、そのあと、すぐに意識を失ったのですけどね(笑)
で、目が覚めたのは
手術室で医師団チームの若い助手さんたち?でしょうか。シフトの話をあれこれしている雑談が聞こえてきて、あー手術が終わったんだな、と気づきました。
それからストレッチャーに乗せられて病室までガラガラ移動していくわけですが、これが最悪~っ。酔っちゃって途中でゲーゲー吐きながらです(笑)
全身麻酔も大変だったけど術後はもっと大変…もう2度と嫌~
長い長い長~〜い夜
身動きひとつできない術後…
酸素マスクに血中酸素濃度を測る指にはめるやつ、おしっこの管に、お尻の管に、お腹の管、足には血栓予防のポンプ状の機械が取り付けられ…。
管だらけ!!
時間の経つのがこんなに遅いなんて。眠ってしまえば時間稼ぎできるのだけど、意識が冴えわたっているのでただただ苦痛。寝返りも看護師さん任せ。
もう死んでも手術はしない!!と心から思いました。手術するくらいなら死んだ方がマシとまで…。
でもひとつ、良かった点があります。
やっぱガン専門の大病院は違うな~と感心したのは、術後の痛みのコントロール。見事に完璧でした!!安静時に限っていえば、手術が終わった夜も翌日も痛み全くなし。すごいですよね~(拍手)
とは言っても、くしゃみや咳が出た時はもう〜アイタタタタ~の激痛でしたけどね。
それにしても、
永遠に朝が来ないんじゃないかと思うくらい手術が終わった夜は長かったです。術後の痛みに苦しむことがなかっただけまだマシですが、本当にツラくて大変なものですね、手術って。
それにプライドも何も
あったもんじゃない。
オムツをしているお尻の管からは何かモレてくるし、その都度、看護師さんに夜中、オムツ交換して頂いてお尻を拭いてもらったり…。(看護師さんすみません!!ありがとうございます!!)
翌日は看護師さんお2人の手を借りて、歩行練習。これも何本も管をぶら下げて点滴台引っぱって、なのでしんどいわけです。
でも1日ごとに管が取れて少しずつ身軽になっていきました。手術から1週間で無事退院。開腹手術と違って腹腔鏡手術だと身体への負担が低めですので、回復が早いと聞いてましたが本当にその通りでした。
面倒がらずに検査しようね
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大腸がん体験談 自覚症状ありなのに放置した結果、進行癌と告知されてしまう…
私は超めんどくさがり屋で、自覚症状があったのにもかかわらず病院に行って検査を受けることを延び延びにしてしまいました。
その結果、手術しないといけない病気になってしまったのです。もっと早く検査を受けていたなら、もしかするとただのポリープ切除だけで済んでいたかも知れませんのに。
お恥ずかしいBBAの全裸を手術台で晒さずに済んだし(笑)、看護師さんにオムツを取り換えて頂いたり、お尻を拭いて頂くなどのお手間をかけさせることもなかったかも知れません。
注意
私のようにならぬよう、皆さま、定期検診を欠かさず行なって、血便や出血・お腹のハリ・便秘や下痢など少しでも変だなと感じたらすぐに医師に診てもらってくださいね~!!
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