緊急入院の書類手続きがハードすぎて悲鳴をあげたくなった
旦那が脳梗塞で、ある日突然入院してしまいました。119番通報し救急車を呼んだときのブログがこちら
旦那が脳梗塞で倒れた①救急車よんで入院するまでの記録
はじめての119番通報 今日のブログは初めて救急車を要請して搬送してもらった体験談を書きました。いざという時のために冷静に対応できるよう、少しでもどなたかのお役に立てたら嬉しいです。 コロナ禍と関係が ...
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またこういう事態が起こらないとも限りませんので、忘れることのないよう入院の記録を残しておこうと思います。また、この記録が皆さまに何か少しでも参考になれればうれしいです。
まずは入院手続きの書類関係や、入院にあたって用意した物品、入院費の支払いについて、順にお話していきますね^^
つれあいの急な入院で動揺している、こちらにおかまいなく容赦なく次々と病院側から手渡される書類、書類、書類!!
入院が決まって、真っ先に行なわなければならないのが入院手続き。これが緊急入院時は本当に大変でした。
入院手続きの書類や数々の同意書に目を通し、すべてにサインをするよういわれます。
入院費に関わる書類には、患者本人の氏名・住所・電話番号などにくわえて、
保証人・連帯保証人への署名も必要です。
つれあいが入院しましたので、私を保証人とし連帯保証人は息子にしました。それぞれ、氏名・住所・連絡先を書かなくてはいけません。
治療する上での同意書という書類にも署名します。本人が治療中、あばれたりした場合はやむを得ず拘束する場合がありますよ、承諾お願いします的な同意書です。
救急車で運ばれたものですから、急きょ病衣もレンタルすることになり、それも署名。他に、病室(大部屋)利用のサイン。合計4~5枚にサインしまくったと思います。
やれやれと思ったら、これで終わりではありませんでした。
ドーンと手渡されたのが、問診票
うわぁ~ホチキス止めの小冊子になってる!!本人に代わり、問診表にたくさん記入しなければなりません。
こ、こんなに!!??
次から次への書類攻めに、
はんぶん悲鳴をあげそうでした(笑)
やはり同じころ、緊急入院した方の奥さまらしき方が、わたしと同じように書類を看護師さんからドサッと手渡され、説明を受けていました。
お見受けしたところ、かなりの高齢で80歳前後でしょうか。かわいそう~!と思いました。私でも書類書くのはしんどかった。年を取ったら、かなり負担だろうな~と身に沁みました。
急病人の代わりに書く問診票は、メモがあれば助かる
問診表は患者の氏名・住所にくわえて、職業・勤務先の情報も書かなければなりません。
本人勤務先の名称と住所・電話番号を記入する必要があります。
スマホのメモ欄に、旦那の勤務先、住所、電話番号をたまたまメモしておいたのが、今回非常に役に立ちました。
メモがあると、いざという時に、あわてずに済みますので今からメモ帳やスマホにメモしておくことをオススメします。
しかし!!
本人の身長・体重…
わからなかった…体重も最近、何キロあるのか聞いてませんでしたし、身長も大体の数字しかわかりません。
◆薬やアレルギー症状の有無
◆既往症歴
◆かかりつけ医
◆現在飲んでいる薬剤名
これもねぇ、、
何年に病気にかかったか、覚えていなくて、しかも、正確な疾病名がわからなかったりして。
たとえば、足のひざを手術したことがあるのですが右足、左足、どっちだっけ??てな感じ^^; 病名として長々とした正式な名前があったはず。でもわからなくて「ひざ痛」と書いた(笑)。
旦那は痔の手術も3回くらいしたけど、本人も私も、何年にやったのか覚えてないし。ホント、困りました。配偶者や家族の既往歴や手術歴、病名も、暇を見つけてメモしてると助かると思います。
問診票には今回の病気をどう受け止めているのか、本人欄と家族欄に回答がわかれていて、それも記入。ふぅぅ。。。
家族構成も、ひとりひとり、続柄とともに記入。ここでも保証人として私の住所・氏名・年齢・勤務先情報など延々と記入。(またぁ~!?もう疲れた~)
緊急連絡先は優先度の高い順に
①わたし
②二男
と、名前と連絡先を記入。
救急搬送による入院ということで、病院側も患者本人のさまざまなデータが一刻も早く欲しいわけでして、これらの問診票も大急ぎで必死にどんどん書き込んでいかなくてはならず大変な作業でした。
旦那に寄り添うどころではありませんでした。病人ほったらかしで書類書き(笑)
前もって入院がわかっている場合でしたら「〇日までに書いてもってきてくださいね」ということで余裕なんでしょうけれど、今回はその場で大急ぎで書かなくてはいけないからツラかったです。。。
あ!それともうひとつ!
夜の入院で、薄暗い病室内で書類書くのは、ちょっと書面が見えにくかったです。ふだん老眼鏡を使っている方は、救急車に一緒に乗り込むときに忘れないで持って行ってくださいね^ ^
入院時、真っ先に用意したい重要書類、限度額適用認定申請書
限度額適用認定申請書
舌を噛みそうなくらい長ったらしい名称ですね(笑)この申請書は入院時に手渡される、ものすごく重要な書類です。
これをですね、私ったら、たいしたモノではないと思ってました。ところが、ところがものすご~く重要な書類でした。
全国健康保険協会ホームページより以下抜粋
医療費が高額になりそうなときは限度額適用認定証をご利用ください。
医療機関等の窓口でのお支払いが高額な負担となった場合は、あとから申請いただくことにより自己負担限度額を超えた額が払い戻される高額療養費制度があります。しかし、あとから払い戻されるとはいえ、一時的な支払いは大きな負担になります。
限度額適用認定証を保険証と併せて医療機関等の窓口(※1)に提示すると、1ヵ月 (1日から月末まで)の窓口でのお支払いが自己負担限度額まで(※2)となります。
※1 保険医療機関(入院・外来別)、保険薬局等それぞれでの取扱いとなります。
※2 同月に入院や外来など複数受診がある場合は、高額療養費の申請が必要となることがあります。保険外負担分(差額ベッド代など)や、入院時の食事負担額等は対象外となります。
この書類を準備して病院受付に提出しておくと、おかないのとでは、退院時に支払う費用額がとんでもなく違ってきます。
うちの夫のばあい、
今回「脳梗塞」で20日間、入院治療した費用は、すべてひっくるめて、126万円。社会保険の3割負担で、378,000円でした。
もし限度額適用認定証を提示しなければ、退院時にいったん378,000円を窓口で支払い、あとで高額療養費の申請をし払い戻しを受けなければなりませんでした。
(自己負担限度額を超えたぶんが戻ってきますが3ヶ月くらいかかるそうです)
わたし、思ってました。
手術もしたわけではないし、入院代は10万円くらいじゃね?と(笑)
そのくらいなら、一時払いできるし~♬と、悠長にかまえて、すぐに限度額適用認定証の申請を行ないませんでした(猛反省!)
あやうく、
10万円どころか、378,000円も!!一時払いしなくてはいけなかった(バッカだなぁ、自分)ありがたや~限度額適用認定制度。
一度に大金を支払わなくてすむのが、限度額適用認定証の提示です。
限度額適用認定制度は、所得に応じて医療費の支払い額上限が決まっています。うちは定年退職して今は所得が少ないので、自己負担限度額は 57,600円でした。
申請書を会社にお願いしたら自宅に郵送してくれました。書類は氏名・住所・連絡先を書いて、ハンコを押すだけなので簡単です。
ほかに記入するのは「療養予定期間」です。病院の受付に、予定期間はいつまでなのか、日にちを聞いて申請書に書き込みました。申請書にすべて記入後、会社に郵送しました。
健康保険協会から限度額適応認定証が届いたのは、ぎりぎり退院の日でした!
あぶなかった!(セーフ)
あぶなく、約38万円を工面して退院時に支払わなくてはなりませんでした。
その認定証を提出したおかげで148,000円ですみました。
それでも大金ですが(^-^;
保険外負担分(差額ベッド代など)や、入院時の食事負担額等は対象外となりますので、入院治療費が自己負担限度額57,600円でおさまっても、
57,600円+プラス(食費+おむつ代など)が加算された合計額が、1か月ぶんの入院代金となります。
入院期間が同月内で済めば、治療費が何十万円かかっても、自己負担額は57,600円+(食費・おむつ代など)で済むのですが、月をまたいでの入院期間となると要注意です。
うちの場合、4月から5月と月をまたいでの入院となりましたので、
4月分の入院費は
自己負担限度額57,600円+(食事代・紙オムツなど)
5月分の入院費も
自己負担限度額57,600円+(食事代・紙オムツなど)
と、当然ですが、2か月分の大きな支払いとなってしまいました。
食事代は一律「1食につき460円」です。
1日460×3食=1,380円
30日入院すると、41,400円とけっこうな額になり、自己負担限度額57,600円と合わせると、脳梗塞で入院すると最低でも10万円必要となってしまいます。
急性期は治療や検査にお金がかかり、わが家は20日間の入院で148,000円かかりました(自己負担)※20日間入院後、リハビリ専門病院に転院しました。
支払いはクレジットカードがお得
入院代148,000円はクレジットカードで支払いを済ませました。大金を支払うのでクレジット払いができるなら、そうしたほうが断然いいです。ポイントがつきますので。
楽天クレジットカードなら100円で1ポイントですので、148,000円だと1480ポイント(1480円分)も!ポイント入りますからね。
入院時に用意したもの
自分で用意したもの
- 持病の飲み薬をすべて、病院に届けた(お薬手帳もあれば)
- 脳梗塞で動けなくなったので、紙オムツと尿取りパッドを買ってきた(病院によって異なる)
- バスタオルとフェイスタオル各4まいずつ
- 歯みがきセット(歯ブラシ・歯磨き粉・コップ)
- 箱ティッシュ
- シャンプー
- ボディシャンプー(石けんより使いやすいため)と身体を洗うタオル
- くしと手鏡
- 電気式ひげそりシェーバー
- 置時計
- 洗濯物を入れる大きめのバッグと、ビニール袋4~5枚
- 肌着と下着
- リハビリ用のシューズ(マジックテープ着脱式)
家で飲んでいる持病の薬を病院にもっていく
うちの旦那のように救急搬送される時、救急車が自宅に到着するまで、もしくは救急車が自宅を出発するまで、もし普段飲んでる薬があれば、お薬手帳と薬の現物と薬の説明書を取り急ぎバッグに入れて、病院にもっていくといいです。のちのち、提出が必要ですので。
紙オムツ類の購入
脳梗塞で一時、歩けなくなると、必要なのが紙オムツ類です。これらは病院にもよりますが、今回の病院では自分で買って、持ってきてくださいとのことでした。
紙テープ式の紙オムツは、おそらく早いうちに卒業できるのではないか?と推測し、「アテント」という値段の高い立派なオムツはやめて、1パック(30個入り)1500円の、やっすい(笑)オムツを買いました。
それが大正解でして!
紙オムツを買ってきたと思ったら、すぐに今度は紙パンツと尿取りパッドを買ってくるよう、病院から言われました。なんだかんだ、これ持ってきてください、あれもってきてください、と言われるたびに買いものに走って少し大変でした。
以上、夫が脳梗塞で入院した記録でした
◆倒れて救急車で運ばれた時の記録はコチラ
旦那が脳梗塞で倒れた①救急車よんで入院するまでの記録
はじめての119番通報 今日のブログは初めて救急車を要請して搬送してもらった体験談を書きました。いざという時のために冷静に対応できるよう、少しでもどなたかのお役に立てたら嬉しいです。 コロナ禍と関係が ...
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