写真:AFLO SPORT
本当にやるの?オリンピック
こんにちは~
アラフィフ女子makiです(*^^*)
聖火リレー、てっきり中止になるかと思いきや始まりましたね~。国民の世論なんぞおかまいなしに国は強行。密でも何でも強行。リレー辞退者が相次いでもどこ吹く風。ほんと強引です。
写真:Web Sportiva
うそでしょう~!!
マジでやるの??オリンピック
と、いうのが聖火リレーが始まった正直な感想であり、オリンピック開催をめっちゃ冷ややかに思っていました。できれば中止してもらいたいと。悪いけど(オリンピックどころじゃないでしょう!)と思ってしまいます。
国民がどんなにオリンピック中止を願っても、抗議デモを行なっても、世論の過半数以上が反対を唱えても、何が何でも強行する国の姿勢。一歩間違ったら、コロナ感染が爆発的に広がって、手のほどこしようがない状態になる恐れがあるというのに…。国民の健康と命が何よりも優先されなければならないはずなのに…。
本当に日々、不安な毎日。
今、心配で不安なのはコロナ禍だけではありません。ここんところやたら地震が多くないですか?震度5とか6という大きな地震が次々発生し、日本列島ぐらぐら揺れまくり状態です。台風や集中豪雨などの自然災害も頻繁に起こっています。
戦争を知らない世代(75歳以下?)の私たちが、今まで生きてきて、これほどまでに穏やかに暮らせない世の中があったでしょうか。みんな心休まる時がありません。とてもじゃないけど不安だらけで希望が見えない…。明るい気持ちになれない…。
心休まる時がない…。
いつどこに巨大地震がきても不思議ではないと誰もが不安に思う中、人々の不安をさらに煽(あお)るかのように、次は首都直下型大地震だ、南海トラフだ、あげくのはてには富士山噴火のXデーなどとマスコミは報道し、ますます暗澹(たん)たる思いに沈みます。
不安…。
ふっと体操男子金メダリストの
内村航平さんの発言が頭をよぎりました。
写真:スポニチ
オリンピック3大会で個人総合2連覇を含む7つのメダル(金メダル3、銀メダル4)を獲得した内村航平選手が、昨年11月にオリンピック開催について賛同を国民に訴える発言をして、ネット上で叩かれ炎上してしまったことを覚えていますでしょうか?
できないじゃなくてどうやったらできるかを皆で考える
オリンピックを開催する、しないで世論の多くがオリンピック反対へと傾いていた頃、内村航平さんは批判覚悟で、こう言いました。
コロナウイルスの感染が拡大して、日本の国民の皆さんが『五輪ができないんじゃないか』という思いが80%以上、超えているのが、非常に残念だというか、まあしようがないのかなと思うんですけど、『できない』じゃなくて、『どうやったらできるか』を皆さんで考えて、どうにかできるように、そういう方向に考えを変えてほしいなって僕は思います」
非常に大変なことであるというのは僕も承知の上で言っているんですけど、それでも、国民の皆さんとアスリートが同じ気持ちじゃないと、大会はできないと思います。どうにか…、なんとか…、どうにか『できる』やり方っていうのは必ずあると思うので、どうか『できない』っていう風には思わないでほしいなと思います。
発言当時は、この発言、いかがなものかな?と思ってしまいました。もちろん五輪に賭けてきたアスリートの気持ちはわからないわけではありません。選手ほどではないにしろ理不尽でくやしい気持ちは我々もいっしょです。
ただ、この時真っ先に思い浮かべたのは、コロナで大切な人を失った方々、命がけで奮闘して下さっている医療従事者の方々、収入を失い生活に苦しむ方々、コロナ感染に不安な日々を送るたくさんの人々のことです。
こんな非常事態に平和の祭典オリンピックなど、不謹慎でさえあると思ってしまいました。オリンピックは平和な世の中だからこそ楽しめる、いわば「世界の大運動会」のようなもの。決して平和とはいえないコロナ禍の今、やりたいとするのは、アスリートのエゴではないかと…。
内村選手の言葉は、たまたまオリンピック開催の是非を問う時期に、開催を願って発せられたものでしたので多くの反発を受けてしまいました。でもあれから数か月たった今になって、内村選手の言葉が胸に刺さるようになりました。オリンピック開催に向けてのみ言及していると受け取ってしまえば、アスリートの自己中心的なわがままと思われてもしかたありません。
でも内村航平選手の言葉はオリンピックに限らず、大きな困難に陥った時に我々が立ち向かうための力になりうる言葉なのではないでしょうか。『できない』じゃなくて『どうやったらできるか』を考えることの大切さ。
「できるやり方は必ずある」という言葉。
内村航平選手はそうやって、あきらめず努力を重ねて生きてきたのでしょうね。内村選手の生き方をあらわす言葉だったのですね。そのように一心に人知れず努力したからこそ体操男子の金メダリスト・世界王者として、あれだけの活躍ができたのでしょう。
出典:デイリー
発言の仕方やタイミングに問題が全くなかったとは言えませんけど、今になって思うと、希望や方向性を見失いつつあった私たちに、あきらめずに手を打っていくことの大切さ、窮状を脱するために「出来ること」を前向きにやっていくという舵取りを提案してくれていたのかもしれないと気づきました。カンタンに夢をあきらめないぞ、という強い信念も…。
物事を簡単にあきらめてしまうのではなく、できる方法を考える。どうやったらできるのか考えていくことこそが、希望というものなのかもしれません。光の方向はそっちにあるのだと思いました。
発言があった昨年11月から、すでに数か月経ってるわけですが、昨今の日本の状況はどうでしょう。苦しさが増していませんか?世界中がコロナ禍で大変な状況ですけど、わたしたちの日本はもっと苦しくないですか?
でも、良くないことが続いている今こそ、負のエネルギーを断ち切り、明るいほう、明るいほうへと意識を転換し、希望の方向へと舵をとっていく必要があるのではないかと、気持ちを改めました。
みんなで今こそ
内村航平選手の言葉を思い出しませんか。
停滞している物事、試練、困難に目の前を覆(おお)い尽くされているとしても「出来ない」と簡単にあきらめたり、決めつけたりせず
どうやったら(打破)できるのかに意識を向ける。
物事を『できない』じゃなくて、『どうやったらできるか』と考え、どうにか「出来るという方向に考えを変えていく」ってことが、苦しい今の状況を1歩ずつ打破する方法なんでしょうね。
どうにかできる、
なんとかできるやり方は必ずある
今こそ、私たちの恐れと不安に満ちた緊迫感と閉塞感を少しでも、希望ある明るい方向へと転換していくために、皆で舵をとっていかなくちゃいけない気がします。
苦しい…。ほんとう苦しい…。
今ごろになって、内村航平さんの考え方に共感し、勉強させてもらいました。決してコロナ禍で苦しむ人たちに対して配慮していないとかの問題ではなく、物事に対する考え方について言ってくれたんですよね。コロナ禍で大変な思いをしている人たちをも救える方法だって、なんらかの「できること」があるはずだと。
内村さん、批判覚悟で勇気をもって発言してくれてありがとうございます☆今ごろで申し訳ないですけど、あなたの言葉が胸にしみます。コロナに奪われてしまった日常を打破したいという思いもあったのでしょう。オリンピックうんぬんを超えた言葉だったのだと、今になって気づきました。
私も「できない」と簡単にあきらめる前に、できることを見つけて、まずできることからやっていく人になりたいです。頑張ります!!
追記
東京の街を電車の窓から眺めたとき、急に東京がかわいそうになりました。私たちの首都TOKYOに実に57年ぶりにめぐってきた夏季オリンピックです。せっかくまわってきたオリンピックなのに、「オリンピックなんてやめろ!」「中止にしろ!」と皆にそっぽ向かれて…。
なんか、東京が不憫になってきました。
悪いのはコロナだけど、(こんなことになってしまって本当にごめんね…)と東京に謝ってきました。今まで日本の首都として光り輝き、私たちにパワーをいっぱい与えてきてくれた東京。今はつらいけど東京はこんなことで負けたりしないよね。頑張ろうね、東京!!